頭を使うということ

 目下の人間に「頭を使え」と云うことが多い。

 

 良く気になるのは、車の運転のマナーである。

 例えば、道路端に一寸駐車する場合、十字路から

何メーター位手前に止めるべきか。

 反対車線の端に他の車が駐車していたら、その車の真横は

いけないことは常識だが、どのくらい先か手前に停めたら

交通の邪魔にならないか、一々考えて停めているだろうか。

 

 自分ではどうかと云うと、頭を使わないと、つまり、

考えてからでないと、何かをやらない。何かをやろうと

するとき、まず、何を考慮にいれるべきかを考える。

 相手のあることなら、相手のことを考える。

 いい加減に、というか、適当に考えて、始めると、途中で

「これはいかん」となって、最初に戻って再度考える。 

 良く考えて、必要が無いとか、出来そうもないという結論に

到達して、白紙に戻す、つまり、やめる、ということもある。

 

 変な例だが、中学・高校時代、数学の問題で解法を探して、

これだと思う算式を思いつき、進めたが正解に辿り着かず、

最初からやり直したことが多い。

 当然、時間切れで正答問題は少なかった。

 

 優秀な頭脳というのは、コンピューターと同様、計算速度が

速く、記憶容量が多いのだと思う。然し、こういう頭脳は多分

長持ちは出来ないのではなかろうか。何でも使えば疲労がくる。

高速で連続して使えば早く疲労が来るだろう。認知症とか脳梗塞

とかの遠因なのではなかろうか。記憶はノートに記録したり、

それこそ、コンピューターのクラウドにファイルしたりしたら、

忘れるとかすれば、自分の脳は休められる。

 

 人生で云えば、「シンプル・イズ・ベスト」が良い。

 脳を使うときは「悩む」のは避け、「楽しむ」ことに

使うのが良い。悩めば疲れるが、面白いと思って脳を使うと

疲れない。

 

 「人生」とは何だろう。人によって違う。

 「人生は挑戦」か、「人生は旅」か、「人生は遊び」だと

思うが如何に。

 

 

 

 

朝顔随想

 立川市に転居してきて20年過ぎた。

 

 農地と住宅地が半分半分の土地柄なのに、

今年初めて地元の花や野菜の写真を撮り始めた。

最初は携帯で撮ることが多かったが、ズームのある

デジカメに変えた。

 

 梅から始まり、桜、つつじ、百合、あじさい、

グラジオラスと撮って、ブログに投稿して来た。

 

 夏は朝顔が咲き誇ると思っていたが、意外なほど

朝顔を見かけない。このところ、ようやく、

増えて来たので、一度まとめて投稿する次第。

 

 そう云えば、朝顔はつるを這わせる仕掛けが必要で、

手がかかるから、余程愛着が無いと育てる気には

なれないのかもしれない。

 

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ウサギの話

 今朝は此処、東京の西の端では秋みたいな涼しさ。

 

  武蔵村山市の喫茶店「風香」さんの飼っている兎が今年5月に

赤ん坊を沢山産みました。

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 我が家からは徒歩5千歩近く、暑い間は見に行けません。

 

 今朝は気温も低いし、風も少しあり、思い切って見に行きました。

初老のご婦人が人参の千切りを一本一本金網の目から入れて、

餌やりをしているところでした。兎がくわえてモグモグ。

 

 もう一人の女性は散歩の途中とみえて、道路わきに生えている

雑草をむしってきて、フェンスの中に投げ入れて立ち去りました。

 

 私はデジカメで写真を撮って来ました。

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  兎の数はまったく減っていないようでした。

飼っているのは残堀川沿いの道路わきの囲いの中ですが、

スペースを拡張してありました。

 

 可愛いけれど、兎を飼うのには、庭に小屋を置いたり

手間がかかり、室内に入れると椅子の脚などをかじるから、

飼ってくれる人が現れないようです。

 

 でも、好きな人は、此処まで来て餌をやって楽しめるから、

むしろ、貰う人が現れない方が、大勢のファンには良いのかも。

 

 

2017年 秋田大曲の花火

 秋田県大仙市の「大曲の花火」は二度の水害を克服して、

今日8月26日実施された。

 

 同県横手市在住の作家、さかきはら枝都は氏の小説

「夏の再会」に触れて以来、いつか実物を観に行きたいと

願ったが、体力的に無理と諦めていた。

 

 古い映像だがビデオを購入して鑑賞してみたが、東京の

「隅田川の花火」のテレビ中継と較べると迫力が無かった。

 

 そこで、テレビ中継は無いものか、念の為、大会公式

サイトで探してみたら、NHKのBS103がほぼリアルタイムに

中継すると出ていたので、早速録画予約をしておいた。

何故なら、同じ時間帯に巨人・阪神戦の中継があったから。

 

 野球が終わってから、「大曲の花火」の録画を観たら、

いろいろな理由でひどく感動した。「夏の再会」という

小説の舞台を実感したいという想い、実物を観たいのに

観に行かれないという悔しさ、雄物川の氾濫で会場が

被害に遭いながら、必死に大会挙行に尽力された関係者の

みなさんの気持、などの想念による。

 

 今夜のテレビ中継は日本唯一の全国競技大会のわりには

素朴だったが、それだけ花火に集中して見ることが出来た。

「大曲の花火」を知ってから、ビデオで長岡とか土浦など、

日本三大花火大会のほか、全国の有名花火大会の優秀花火を

観て来たが、今夜の「大曲花火」は素晴らしかった。

 

 技術が急速に向上しているからだと思うが、彩色、形状など

目を見張るものが多かった。同時に流された楽曲もチャーミング

だった。「大会提供花火」が最大のパフォーマンスだった。

横幅を200メートル広げて900メートルにしたというから当然

だが、こんなショーはラスベガスに持って行ったら受けるだろう。

映画の一場面に使って貰いたい位のものだ。

 

 然し、感動の最大の原因は「空」の大きさにある。都会の花火は

ビルなどの障害物で花火の舞台となる「空」がギザギザと限定的

であるが、「大曲の花火」の舞台は海の如く広大である。

 

 フィナーレの花火は期待ほどではなかったが、その後に大変

感動的な幕切れがあった。それは、テレビ画面をデジカメで撮った

下の写真にあるが、観客が持参のカラフルなトーチを振って、川の

流れの向こうの花火師たちに感謝の気持ちを送り、花火師たちも

火が燃えている松明のようなトーチで観客に感謝の返礼をしている

風景。「素晴らしい」の一語に尽きる。

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夏向きのゾッとする話?

 二階の寝室のエアコンがウンともスンとも云わなくなった。

平成7年に買った、新築戸建て住宅を購入した時に取り付けた

のだから、良くもったものだ。LDとか他の部屋に2台あったが、

とっくの昔に買い替えた。

 

 家電製品の寿命は分からない。ある日突然動かなくなり、

慌てて家電量販店に駆け込み、買い替えをすることになる。

 

 車の場合は、方々故障が続き、修理が嫌になって買い替える。

 

 電気製品は予兆が出ないことが多い。寿命を告知してくれると

助かる。最近の高級品なら、故障しそうな箇所をアラームで知らせる

機種もあるのだろうか。エアコンは夏ダウンすると、人間の方も参る。

熱中症になったら、メーカーにクレームしようか。

 

 さて、本題の2階の寝室のエアコンの件だが、昨日注文して、

今日、業者が注文したエアコンを持って取り付けに来てくれ、

助かったと思った。ところが、現場を調べたら、隣りの住宅との

隙間が不十分で、長梯子をかけられないから、新旧交換の作業が

出来ないとのこと。新築時にどうやって取り付けたのか、今日来た

業者には分からないと云う。とんだミステリーだ。

 

 道路に面した出窓の上になら取り付けられるが、今度は地上に置く

室外機の奥行きが厚すぎて、建物とフェンスの間に入らないと云う。

そこには植木を植えてあるが、全部ゴミ出ししなければならない。

更に、地面にレンガを置いたくらいでは、室外機がフェンスの下部の

コンクリートの土台で隠れ、排気が出来ないから、ブロックを6個

買って来てくれと云う。

 

 結論として、再度家電量販店に行き、違う機種を注文してきた。

明後日工事をするまでは、心配である。幸い、このところ気温が低く、

扇風機だけでも眠れるので不幸中の幸いだった。

 

 然し、怖い話で、販売店としても、先に現場の状況を聞くなり、

調べてから販売すべきだとクレームしたら、店としては販売員に

そういう指導をしているのですが、と云う。

 

ほんとの七夕

 七夕様は7月7日ですが、本当は旧暦の7月7日で、今年は

8月28日だということをご存知でしたか?

東の空の天の川に注目です。

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牽牛も織女も一等星で良く見えるそうです。

夏の大三角」という説明もあります。↓ 

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晴天に恵まれるといいですね。みんなで祈りましょう。

そして、二人が下のようになれると良いですね。

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出身高校が消えていた

 こんな事もあるのかと云うお話。

 

 自分は卒業した東京都立九段高校を誇りに思っていた。

然し、大学受験浪人が長かったり、海外駐在が長かったりで、

同窓会には一度も出たことが無かった。

 

 校舎は建て替えただろうな、どんな新校舎だろうかと、

気にはしていたが、自分のほうの転居が多く、つい忘れていた。

 

 このところ、年のせいで、昔を偲ぶことが多く、偶々、今日

インターネットで現状を調べたら、何と、2009年に廃校に

なっていて、びっくりするやら、情けないやら、自分の人生にも

波乱は多々あったが、梯子を外されたような気持である。

 

 都立九段高校は東京府から東京市に変わった時に創立された

市立一中が母体であり、受かった時は、中学の担任の先生や

両親も大変喜んでくれたし、自分でも鼻が高かった。

 

 廃校の理由は分からないが、どうやら革命的な試みを

始めたようだ。外面だけ見ると、二つのことが起きたようだ。

 

 一つは九段高校が東京都から千代田区に移管された。

その上で九段高校と区立九段中学と合併し、中高一貫6年制の

千代田区立九段中等教育学校を誕生させたのである。

 

 公立で中高一貫校は全国でも初めてだそうである。

2009年スタートだから、既に相当数の卒業生が出ている。

大学進学率など成果を上げていると思うが、至らない先輩を

追い越すような後輩たちが育っていることを願っている。