なぜゴルフ狂になったのか 第二話

どんな競技でも他のプレーヤーに勝ちたいと思って プレーする。一般的に他の競技では対等の条件で闘うが、 アマチュアゴルフはハンデキャップを付けて闘う。 これは、多分英国発祥の競技だからではなかろうか。 つまり、弱者にも勝つチャンスを与えるという…

どうして「ゴルフ狂」になったのか  第一話

松山英樹プロが世界ランク2位になった。実に素晴らしい。 「おめでとう、よくやった! ありがとう」と云いたい。 私は「下手の横好き」だが、アマ(アマチュア)にしては 随分ゴルフに熱くなったものだ。重症の「ゴルフ狂」だった。 「ゴルフのどこがそんな…

時代の変化を再認識

100記事までは嬉々として書き進んできたが、隠居の身では ネタが無くなってしまい、久しぶりのブログである。 6月18日(日)に最近川崎のタワーマンションに引越した息子の 新居を見せて貰った。彼は新宿~目黒~五反田~川崎と頻繁に 引越し、そのたびに…

運命が変わったとき

約30年前のある小さな事件が我が人生の最大の変換点。 25年間のサラリーマン生活のうち、10年もニューヨーク 駐在でアメリカ暮らし。時あたかも史上最大のバブル経済。 親から受け継いだ不動産を現金に換えてアメリカに渡り、 不動産業を始めようと考…

へー、ほんとに? 第三十三話

今日はある女性とメールで恋愛論をしました。 ちなみに、私は男です。 我々は恋愛小説の愛好家であり、彼女は恋愛小説を書く方です。 私は恋愛小説を読むのが好きな、単なる一読者です。 ところが、昨日、彼女から深刻なツイートが来て、恋とは何か、 愛とは…

まさか! ほんとに? 第三十二話

昔、ある男が大学に入学出来たとき、文通というものの 存在を知り、生れて初めて女の子と手紙のやりとりを始めた。 それまでは、高校受験、大学受験に没頭していたから、 女性とのつきあいは一切無く、一生懸命文章を考えて出したら、 全員から文通したいと…

へー、ほんと? 第三十一話

ある男が大学3年のとき、社交ダンスの講習会で何人かの学生やOLと 親しくなり、デートに発展した。 一人、体格が良く、顔は丸顔で 朝顔が開いたような派手な顔立ちの女性がいた。 背が高いので 他の女性より目立っていた。 講習会の後、男が後をついて行き、…

うそー、ほんと? 第三十話

私自身、未だに不思議に思っている事。 それは、ゴルフと「四十肩」の関係である。 直接の関係は無いかも知れないが、私の場合、ゴルフで ベストスコアが出た直後に「四十肩」の症状が出たのである。 ゴルフを始めたのはニューヨーク駐在となってからで遅か…

へー、ほんと? 第二十九話

斜面に建てたこの家は私と若い設計士で相談しながら デザインを決めた。 間取りや装備は考えられることを 全て盛り込んだので、結構面白いですよ。 【1】目玉はお風呂である。なにせ、温泉だから、露天風呂の 雰囲気を味わえて、4人一緒に入れる浴槽をタイ…

へー、ほんと? 第二十八話

常識的には家を建てるのは一生に一度である。 私の場合、戦争のために貧乏したせいか、ボロ家に長く住んで 普通の家に住みたいという欲望が強かったせいか、先ず、その ボロ家をコンクリートのビルに建て替えた。 ローンの返済に 苦労があったが、普通なら定…

へー、そうなの? 第二十七話

私の育った家は東京の麻布にあった。 築何年かは分からない。 太平洋戦争の末期の東京大空襲で焼けなかった。 理由は米軍機が 東京湾から東京上空に入ってきて焼夷弾を投下したときに、外国の 大使館は避けたのだが、我が家はソ連大使館(現ロシア大使館)の…

まさか! ほんと? 第二十六話

あまりにも昔の話で、かつ、馬鹿げた話をします。 昭和の末期から平成2年位迄、バブル経済という事件が ありました。 そうです、あれは、誰かが仕掛けた金融ジャック みたいな事件でした。 あの金余りを発生させたのは誰だったのか。 私は大学卒業と同時に…

へー、ほんと? 第二十五話

二十四話からの続きです。 元看護兵でDJの若いアメリカ人の男と韓国人女性の夫婦との 交流のお話しです。二人は男が韓国に駐留していた時に知り合い、 結婚して米国に来ました。コロラド州デンバー市に陸軍の基地が あり、男はそこに勤務していましたが、人…

へー、ほんと? 第二十四話

アメリカ西部劇を好きな人って最近は少ないでしょうね。 これは、現代版「シェーン」みたいなお話しです。 彼は49才の日本の商社マン。 普通なら部長職で、更に、 重役になるか、関係会社に出向させられるかという年齢。 自分で開発した商権でもあれば、分…

へー、ほんと? 第二十三話

二十二話の続きです。 説明が遅れましたが、彼が突然一人で クラブに行き出したのには理由がありました。 彼は最初は29才でニューヨークに単身赴任、2年で一旦帰国、 36才で二度目のお勤めでした。 元々筋肉が異常に堅かったのが、いろいろな原因が重な…

へー、ほんと? 第二十二話

ネタもとの彼が自分の小説だかエッセイに使おうと していたとかで、出し渋っていた話ですが、肝心の ところはぼかす条件で教えてくれました。 40年位昔のことだそうです。 ある、偶々、目についた クラブに一人でふらりと入ります。 テーブルに付くと、 若そ…

へー、ほんと? 第二十一話

彼は初めてニューヨークに単身赴任したとき、 若いハワイ生まれの中国系アメリカ人の男子大学生と、 同じく若いインドからの男性技術研修生と一軒家の 二階に、部屋は別々ですが、キッチン・トイレを シェアして、共同生活したことがありました。 中国人の大…

えー! ほんと? 第二十話

昔、ある男から聞いたお話しです。 彼は米国駐在の身でしたが、時々日本に出張で 帰国しました。定宿は都内某所の某ホテルです。 ある夜、知人と会食後独りホテルに戻りましたが、 寝るには早いので、酒の飲めるラウンジに行きます。 女性のピアニストがBGM…

ウソー!ホント? 第十九話

今度はカナダのお話しです。 アメリカは良く知られて いますが、カナダのことは、あまり、知られていないと 思います。特に、今回お話しするノバスコシア(Nova Scotia) を知っている人は少ないでしょう。 彼はニューヨーク駐在の日本人商社マンで、ステンレ…

へー、本当? 第十八話

スペインと云えば、首都マドリッド、オリンピックが開催 された、バルセロナが有名ですが、北の方、フランスとの 国境に近いところにある、ビルバオという町を知っている 日本人は少ないと思います。この町はかつては製鉄と造船で 栄えたのですが、今は芸術…

うそー! ほんと? 第十七話

昔、ある男が米国から一時帰国し、赤坂のホテルに宿泊 していました。夕食後一人で夜の街に飲みにでかけます。 小さなバーの扉を開けて中に入り、カウンターに座ります。 カウンターのなかの女の子が話相手になってくれます。 彼女は彼氏がイランに行ってし…

うそ―! まさか! 第十六話

熱烈な純愛物語です。 ある男から耳にした昔の話ですが、彼の知り合いの 中年の教師が突然死しました。 告別式から火葬場に行き、棺桶の蓋を開けて 参列者全員が生花を遺体の上に置きます。 そのあと、棺桶は蓋を閉めて 焼却炉の中に進められる筈でした。 と…

まさかー! 本当? 第十五話

50年位前のことですが、ある男の身の上話です。父親は40才位から病弱で、結局胃癌で63才でこの世を去ります。息子はその時海外にいて、父親の死に目には会えませんでした。然し、余命半年と医者から云われたというので、国際電話で話し合いをしたが、父…

えー! 本当? 第十四話

大昔、ある男がおりました。 大学に入るまではガールフレンドも 無く、入学後直ぐに青年向けの雑誌の最後の方の文通希望者欄を見つけ、 文通希望の女の子に片っ端から手紙を書きました。 5人位から返事があり、文通を始めました。 近畿、東北と地方の人 ば…

うそ―! ほんと? 第十三話

昔、ある男から聞いた、一寸だけ不思議な話です。 彼は、日本から世界中に鋼管を輸出するという仕事についていました。 最初は石油井戸の掘削用のチューブとか、噴出した原油を精油所に輸送 するパイプライン用のパイプとかの輸出で、お客は中近東、南米の政…

うそー! 本当? 第十二話

40年以上前のお話し。 ある男が韓国のソウルで体験した びっくり仰天の話。 韓国のある大手メーカーの輸出部数名が 日本人の彼と米国人の同僚2名を妓生パーティーに招待して くれました。妓生(キーセン)とは日本の芸者に似た、宴会で 接待をする職業の…

へー、ほんと? 第十一話

ニューヨークのマンハッタン、多分ダウンタウン。 夕食後、レストランから出たところで、まだホテルに帰るには 早すぎる。何処か面白い所はないかと、日本から着いたお客に 聞かれたが、ニューヨークに転勤したばかりの彼には心当たりが無い。 そこで、思い…

まさか、嘘でしょう? 第十話  

「事実は小説より奇なり」ですが、この話は殆どが事実です。 昔、ある30台後半の男が商売半分、観光半分で山陰地方に旅を したときのことです。 山陰は鳥取砂丘、伯耆富士と云われる 大山、米子温泉、宍道湖のある松江、日本一長い露天風呂のある 玉造温泉、…

そんなことあり? 大学受験 第九話

彼自身、未だに信じられない、小さな幸運の話です。 彼の学業の成績は平均よりは上ながら、特に優秀とは言えなかった。 高校に入った時は進学校に合格して、未来は明るかった。ところが、 授業の内容は中学と高校の間には大きな違いがあり、彼はついて行けず…

うそー! まさか! 第八話

昔、むかし、一人の変わった男がいました。 商社マンとして、ニューヨークに2年プラス8年、計10年駐在、 更に、ロッキー山脈の麓にあるコロラド州デンバー市に半年駐在、 帰国の命令が来て日本に帰ることになります。 その時、日本はかつてない規模の金…