へー、ほんとに? 第三十三話

 今日はある女性とメールで恋愛論をしました。

ちなみに、私は男です。

我々は恋愛小説の愛好家であり、彼女は恋愛小説を書く方です。

私は恋愛小説を読むのが好きな、単なる一読者です。

ところが、昨日、彼女から深刻なツイートが来て、恋とは何か、

愛とは何かと云う話に発展してしまいました。

 

 私は一般論として、

恋は一人でもできるもの。

愛は二人で無いとできない。

恋は過程。愛は結果。

恋が育って、愛となる。

恋とは相手を独占したいという欲望。

愛は相手を大切にしたい、相手に尽くしたい、

という感情。

と、何処かから引っ張り出して来た文言を並べました。

 

更に、辞典からの引用で、

<恋>

特定の異性に深い愛情を抱き、その存在が身近に感じられる

ときは、他の全てを犠牲にしても惜しくない程の満足感

充足感に酔って心が高揚する一方、破局などを恐れて

不安と焦燥にかられる心的状態。

<愛>

個人の立場や利害にとらわれず、広く身の回りのもの

すべての存在価値を認め、最大限に尊重していきたいと

願う、人間本来の暖かな心情。

 

とメールしたのですが、それに対し、彼女からは、

男と女では違う。男にとって恋は始まって終わるもの。

女にとっての恋は、物心ついた時から、ずーとしているもの。

という言葉が来ました。 私は男だからか、理解不能な

言葉でした。

 

 私は不真面目な男で、彼女は真面目過ぎる女性と思う

のですが、どうでしょうか。