英語って何語?

英語を習い始めたのは第二次世界大戦(太平洋戦争)終戦後、

つまり、1945年(昭和20年)ごろ、中学に入学して

からである。

 

英語で苦労したのはその語彙(ボキャブラリー)の多さである。

理由はヨーロッパ大陸、特にフランス語の流入による言語の

混血の結果と聞いていた。

 

勉学時代から実務時代と英語との付き合いは長かったが、夢は

日本文化(大きく出過ぎたか?)の英語訳である。

 

そこで、一寸、面白いので「素晴らしい」に対する英単語を

カシオ電子辞書で引いてみると、次の通り:

 

splendid, grand, excellent, brilliant, superb, wonderful, terrific,

amazing, fabulous, magnificent, marvelous, super, fantastic,

swell, smashing, stunning, outrageous, cool, great,

 

この後は使用例つき:

glorius(上天気)、phenomenal(米作などが豊作の意味で)、

dazzling(成功の意味で)、spectacular(すばらしい進歩)

 

更に、「素晴らしく」となると:

immensely, considerably, remarkably, exceedingly

 

形容詞は後に来る名詞に対し適切な言葉がある筈であるが、

正確に使い分けるのはネイティブの英米人だって大変だろう。

まして、外国人には無理な話で電子翻訳に頼るしかないかも。

 

ついでだから、何で英語がこれ程煩雑な言語になったのか

WIKIPEDIAで調べてみた結果、大体下記の通り:

 

1世紀からローマ人がブリテン島に駐留してケルト系の

住民(ブリトン人)を支配していた頃にはケルト語と

ラテン語が使われていた。

 

ローマ人が本国に引揚げ、5~6世紀からゲルマン系

(ジュート、アングル、サクソン人)が大陸から渡来して

支配し、ゲルマン系言語が割り込んだ。

 

11世紀になり、フランスから来た貴族階級が使っていた

言語、簡単にいうとフランス語からの借用語が増えた。

 

つまり、英語というのは、ケルト、ラテン、ゲルマン、

フランス語などの混血から、多くの表現が混在する

結果になったということである。

 

日本語も中国大陸や欧州からの流入語が混じって

語数が多く、外人さんは苦労しているが、それを

考えると、日本人はもっと英語での発信を増やして

行くべきなんだろうなと考えている。