血液検査の結果の見方
私事ながら病院通いが増えるとともに、採血して血液検査の
結果表を貰う回数が増えてきました。しかし、検査結果表左端の
項目は殆んどがアルファベットの記号で、これは診察する
お医者さんには、それで良いでしょうが、貰う患者さんには
チンプンカンプン。 そこで、例によってネットで説明を見つけて
自分用の表を作りました。結構、大変な作業で、自分用だけに
しておくのは勿体ないと思い、投稿することにしました。
素人なので、誤りがあったらご容赦願います。
検査名 正常値
TP(総蛋白) 6.7~8.3
血清中のタンパク質の総量 栄養状態が悪いと下がる
ALB(アルブミン) 4.1~5.2
A/G(アルブミン/グロビリン比) 1.0~2.0
肝臓に障害があるとアルブミンが低下 A/G比も下がる
アルブミン正常値 4.0以上
T-BIL(総ビリルビン) 0.3~1.3
D-bil(直接ビリルビン) 0.1~0.3
ヘモグロビンはヘムとグロビンに分解 グロビン→アミノ酸
肝臓→十二指腸→便 (間接ビリルビンでは排泄しない)
AST (旧GOT) 13~37
心臓や骨格筋にも含まれる
ALT(旧GPT) 8~45
肝臓がダメージを受けると数値が高くなる
ALP(アルカリフォスターゼ) 118~335
肝臓・骨・腸・腎臓など多くの臓器に含まれている
肝臓、心臓、腎臓などで作られる
糖質をエネルギーに変える
γGTH(ガンマ・グルタミルトランスペプチターゼ) 12~49
アルコールに強く反応する酵素
アルコール性肝障害を調べる指標(上がる)
CPK(クレアチニンフォスキナーゼ) 61~265
心臓、骨格筋、平滑筋などの筋肉中の酵素
HDL-CHO(コレステロール) 40~70
血管に付着したコレステロールを取って
LDL-CHO(コレステロ-ル) 63~139
HDLコレステロールとは逆にコレステロールを
TG(中性脂肪) 33~149
脂肪の一種でエネルギーにならない残りが皮下脂肪
BUN(尿素窒素) 7.8~18.9
尿素に含まれる窒素量 腎臓が悪くなると
血中の尿素が増える
CRE(クレアチニン) 0.61~1.11
筋肉で生成される 腎臓が悪くなると
尿に排出せず血中濃度が上がる
UA(尿酸) 3.0~7.0
身体の細胞内の新陳代謝で発生する燃えカス
増えると痛風、結石、合併症の怖れ
Na(ナトリウム) 138~146
水分調節 脱水症で上り腎不全の怖れ
甲状腺機能低下で下がる
K(カリウム) 3.6~5.1
神経・筋肉の働き 低いと神経麻痺 高いと不整脈も
Cl(塩素クロール) 98~108
水分調節 脱水で上り、吐き気・下痢で下がる
Ca(カルシウム) 8.7~10.3
神経の伝達、血液凝固 高いと腫瘍、低いと甲状腺異常
IP(無機リン) 2.9~4.9
内分泌疾患、骨代謝異常
CRP(C-反応性蛋白) 0~0.30
感染症・炎症で高くなる
BNP(心機能) 0~19.5
心臓から分泌されるホルモン 心機能低下の早期発見
40-100 要観察 100以上 要注意
GFR-男性(腎臓糸球体ろ過量) 100
90以下は腎臓病の疑い
GLU(グルコース) 70~110
糖尿病で高くなる
HbA1c(NGSP) 4.6~6.2
3ヶ月の平均値 旧JDS 5.8%以下
新NGSP 6.2%以下
WBC(白血球) 30~97
骨髄で1日1億個作られる 細菌を殺菌
低いと貧血の疑い
Hb(血色素ーヘモグロビン) 11.6~18.0
肺で酸素と結合、血液がその酸素を全身に運ぶ
少なければ貧血 鉄分が不足すると減少する
Ht(ヘマトクリット) 35.7~51.5
PLT(血小板) 12.4~30.5
血栓を形成して出血を止める