運命が変わったとき
約30年前のある小さな事件が我が人生の最大の変換点。
25年間のサラリーマン生活のうち、10年もニューヨーク
駐在でアメリカ暮らし。時あたかも史上最大のバブル経済。
親から受け継いだ不動産を現金に換えてアメリカに渡り、
不動産業を始めようと考えて、会社を退社して計画実行。
会社に勤めているときは、米国滞在のためのビザが簡単に
取れていた。それが無職になって観光ビザをとろうとしたら、
旅行代理店の詰まらないミスで米国領事館の担当官に警戒
されてしまい、観光ビザすら取れないことになってしまった。
予定通りにアメリカに渡り、中古家屋を数戸買って、賃貸業を
始めるつもりだった。 当時の米国東岸での中古家屋の価格は
15~25万ドルだった。 米国では住宅はローンで購入する
のが常識で、借りるということは少ない。 家族が増えて
手狭になると、大きな家に買い替える。 つまり、売買が普通で
賃貸物件はなかなか発生しない。 駐在員とか短期間しか住まない
ケースでは買わないで借りたいが、物件が限られているので
賃貸料は割高である。月家賃は物件にもよるが、仮に千ドルと
すると、年間で1万2千ドル。10年で12万ドル。 従い、
20年で大体元は取れる。 ローンで買っておけば、金利は
賃貸収入から控除できて、節税が出来る。
最近、NYにいる甥っ子のブログでマンハッタンの家賃が
3千ドル以上とあり、戸建て・アパートの販売物件の価格を
調べたら、百万ドル以上になっており、びっくり。
予定通り渡米していたら、アメリカンドリームが実現
出来ていたかも知れない。